about
二十四節気のこと
もともとは、中国の暦が起源である二十四節気(にじゅうしせっき)。一年を二十四等分にして名称をつけたもので、立春に始まり立夏、立秋を経て大寒に終わります。この自然観は日本にも伝わり、西洋暦がベースとなった現代でも特に意識することもなく私たちの共通感覚として息づいているものだと思います。
kamakura 24sekkiは、鎌倉駅から20分ほどの散策でたどり着く、低い山々の谷あいに位置しています。ここでは、山の風景も植物も鳥の声も、空気や光までも日ごとに変化するのを実感します。それは、温度や湿度のわずかな違いを敏感にとらえて日々表情と手触りを変容させる麹種のパン生地と呼応するかのようです。
話は少し変わりますが、”You are what you eat.”という言葉をお聞きになったことがありますか。
このフレーズを初めて聞いたときにストンと腑に落ちたことを覚えています。
穀物も野菜も豆も海藻も土や海で育まれます。それを食して形成される人間は全く自然の一部ということになりますね。
この場所で「季(とき)」と「氣」を感じ、自然とともに生きていることに思いを馳せていただけたら、そんな想いを店名に込めました。
our vegan bread and meals
当店のパンとたべもの
100年以上続く福井の味噌屋さんの蔵についた麹菌を自然栽培玄米につけた麹を使って発酵種を作っています。
食事系パンの生地には砂糖をはじめ甘味料も油分も加えず、低温で長時間ゆっくりと発酵させてつくる蔵つき麹種パンは、深い奥行きの旨味と芳醇な香りが特長です。
パンやサンドイッチ、スープの原料には北海道産小麦やイタリア産の古代小麦アインコーン(最古の一粒小麦)、自然栽培(無農薬・無施肥・在来種固定種)の野菜や玄米、JASまたは海外認定オーガニックのドライフルーツやナッツ、ふすま、豆、豆乳、蔵つき麹の自家製甘酒、長期熟成古式製法の醤油、天日塩(モンゴル胡塩、塩天華)など厳選した食材を使ってお作りしています。
体と心への食のもたらす影響を実感した店主の経験から、パンにもカフェメニューにも肉・魚・乳製品・卵を使用せず、甘味料には自家製甘酒、果和糖(穀物を酵素発酵させて作られた果糖)、オーガニックメープル、乳製品の代わりに自然圧搾法による国産米油や有機豆乳、有機ごまペーストなどを用いて作っています。
At our shop, all bread and meals are made from plant-derived ingredients.
We make leaven using the ”koji” that has been attached to brown rice (no fertilizer, no pesticies, fixed native species) with the aspergillus that has inhabited the brewery of the miso shop that has been around for over 100 years.