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kamakura 24sekki
ここは、鎌倉時代中期の執権北条政村が別邸を構えていた跡地・北条氏常盤亭跡からほど近く、歩いて1分ほどの場所にあります。
政村の別邸は「吾妻鏡」にも建物やここで催された歌会のようすが記されており、この一帯は当時の歴史を紐解くための貴重な史跡となっています。
秋の夜、山の連なりの暗いシルエットの上に燦然ときらめく月を眺めたり、晩夏の夕に、身体中に沁みるような虫の音に包まれていたりすると、中世鎌倉の記憶を孕む土地の時空を超えるようなただならぬ雰囲気を感じるものです。
大仏の切通にも近く、12世紀の当時は警護の拠点でもあったこのエリアは低い山々に囲まれていて一日一日と表情を少しずつ変える自然にあふれています。
kamakura 24sekki のパンは、いちどは途絶えていた古来からの製法で麹菌をつけた「天然麹」を使った自家製酵母種をもとに、時間をかけて生まれます。
積み重ねられた時(とき)と季(とき)に育まれたパンといってもいいかもしれません。
この空間に刻まれてきた時に思いを馳せながら、自然の氣を感じる鎌倉の谷戸で、季を記憶する生命力のあるパンとスープを楽しみ、こころとからだを解く。
そんな場所でありたいと思います。
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